荒川 泰 ブログ

荒川 泰のブログ

バイト時代。

2024年4月8日(月)

曇り

最高気温21℃

最低気温15℃

 

今日も暖かあたたか。

 

腰も随分と良くなってきました。はは

 

先日『音楽のきっかけ』という音でブログを書きましたが

今日はその中でこぼれてしまっているお話を少し書いてみようかと思います。

 

18歳で東京に出てきてちゃんと音楽で食べられるようになるまで随分とかかり、それまでは色々なバイトを掛け持ちでやっていました。

 若い時のバイトで起きた事件をひとつ

 

 酒屋さんのバイトをしていた時期がありました。日本橋付近の酒屋さんで、主にお店にお酒を配達する作業でした。かなり体力勝負の作業でした。いつものように2トントラックにビールケースを積み配達しに出かけました。帰りは配達したお店から空瓶の入ったビールケースを積んで帰ります。行きと帰りではビールケースの重さも変わります。行きは中身の入ったビールの為ケース自体に自重があるのですが、帰りは空瓶の為かなり軽くなっています。荷台にケース3段積みにして帰る途中、ある曲がり角でビールケースが倒れ、道路にビール瓶が散在してしまいました。一面に割れた茶色や緑のガラスがびっしりキラキラと光っています。、慌てて車を駐め、かたずけるのですが、道幅が狭い為後方の車も対向車も全て止めてしまうことになってしまいました。

とにかく散らばった瓶の破片を足と毛布の様なもので道路の路肩によけていきます。。

 しかし中々作業がはかどらず焦っていると、前方から怪しい大きな黒塗りの車が来て目の前で止まりました。車の中からいわゆるあっち系の人(頬にキズ系の方々)が降りてこちらに向かってきました。

 かなり変わった色のスーツを着ていらっしゃった方2人ほどが目の前に来ると黙って足で割れた瓶をよけてくれるではありませんか。その方が履いていたエナメルの靴がだんだん汚れていくのがわかりました。

私は「すみません。ありがとうございます」といいながら、一緒に片付け、どうにか片付けが終わると、黒塗りの車からいかにも兄貴らしい方が「いくぞ。」と声を掛け、手伝ってくれたお二方は急いで車に乗り込んでいきました。

 手伝って頂いたので、僕もあわてて黒塗りの車に近寄り、「ありがとうございました。」と頭を下げるとウインドウが開いて兄貴らしき方が「大変だったな。がんばれよ。」と声を掛けてくれました。まるでドラマの様な話しですが、実話でございます。

 ちなみにこのとき別に止めてしまっている前後の車もおとなしく待ってくれていました。

多分、目の前に黒塗りのやばい車が止まっていたからだとも思います。

片付けが終わり、またされた車も文句ひとつ言わず通り過ぎていきました。

焦って、慌てて泣きそうな話ですが、感謝のお話となりました。

ありがとうございました。