荒川 泰 ブログ

荒川 泰のブログ

楽曲アレンジをしていく作業。流れ。

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アレンジのお仕事は作曲された楽曲に色々な肉付けをしてよりいっそう楽曲の方向性を明確にしていきます。

自分主導のアレンジよりもお仕事依頼のアレンジの方が僕が楽です。理由は依頼主(クライアント)の要望に応える作業をするので冷静に楽曲に向き合えます。自分主導のモノに関してはやはり自分に期待や背伸びをしたくなり、判断がどうしても鈍ります。なので人の為にアレンジをするというのは僕にとっては性に合っています。

 アレンジをする際に最初は情報収集です。僕は依頼を受けるときは極力クライアントと会ってお話を聞きます。ほとんどの依頼主がアレンジ内容を明確にしている人はいません。なんとなくのイメージと『いい感じにして欲しい』という曖昧なものです。

 それはそうでしょうね。だって明確になっているのであれば自分で作るでしょうね。

ですからアレンジャーの作業としてクライアントの考えを明確に誘導するのもアレンジャーの仕事と考えています。同時にお話している時点でこちらの考えとクライアントの考えをすり合わせしていきます。この作業がうまくいくとほぼ問題無く作業も短時間で終わることが多いです。しかしクライアントと僕との間にいくつかの仲介が入るとうまくいく事が難しくなったりします。

例えば『明るく元気な曲で、ダンスが出来て、かっこよく。ターゲットは子供向け』

この依頼内容では僕としては楽曲を絞りきれません。

もっともっといろんな情報が欲しです。

 いろんな制約があると難しいように思われがちですが、目的が明確になれば作るものも明確になり、迷う事が無くなります。

  今日はこの辺まで。。